2011年1月26日、つくば市内の学童クラブで第6回科学あそびラボ「微生物について学ぼう!」が行われました。

まず、子供たちに微生物について少しでも理解してもらうためにスライドを見てもらいました。
「微生物」と聞いて大きさを想像できますか?「目に見えないくらい小さいのはわかるけど・・・」と言う風に、大人でもその大きさをイメージするのは容易ではないですよね。
そこで子供たちがイメージを持ちやすいように絵や写真を用いて説明しました。土にはどれほどの微生物がいるかなどについて、実際に土を見せて問題を出しながら進めたこともあり、子供たちの反応も良かったです。ここまでである程度、微生物についてわかってもらえたかな?と思います。
ここからは実験!水に溶かして着色したアルギン酸ナトリウムに微生物(今回はイースト菌。パンを作る手伝いをしてくれるよ!)を加え、同じく水に溶かした塩化カルシウムにスポイトで滴下してみたらどうなるか実験してみました。滴下されたアルギン酸ナトリウムは塩化カルシウムと反応してぶよぶよしたボールになりました。
実はイースト菌は大好物を食べて二酸化炭素を出します。その性質を利用して二酸化炭素によってぶよぶよボールが浮くかを観察してみることにしました。
スタッフが砂糖・塩・小麦粉を持ち、子供たちには「イースト菌の大好物だろうと思われるもの」を持っているスタッフのもとへ移動してもらいました。多くの子供たちが砂糖を選んでいました。やっぱりイースト菌も甘いものが好きだと考えたのかな?!
その後、子供たち自身でスポイトを使って、ぶよぶよボール作りをやってもらいました。実はこれ難しくて、力の加減を誤ってしまうとドバッと入ってしまったり、スポイトの先が塩化カルシウム溶液に入ってしまい固まってしまったりします。子供たちは四苦八苦(笑)しながら上手に球を作ろうと頑張っていました。
作ってもらった3色(赤=塩、青=砂糖、緑=小麦粉)のぶよぶよボールをひとつにまとめた後、何個か取り出してぬるま湯に沈めます。実はこのぬるま湯も重要なんです!微生物も生き物ですからもっとも元気に動くことができる温度が存在します。それがイースト菌であれば約40度弱。人間の体温ぐらいですね。
ぬるま湯にボールを入れて数分待っていると・・・青のボールが浮かんできた!
イースト菌の大好物の答えは「砂糖」でした。イースト菌が砂糖を食べて、二酸化炭素を発生させます。発生した二酸化炭素はぶよぶよボールの中にたまっていき、やがてぶよぶよボールが浮かんでくる、という実験でした。
これが今回の実験の全てです。最初ボールが沈まなかったり、待っても浮かんでこなかったり、「失敗した?!・・・」と思いましたが、最後はなんとか成功に持っていくことができたのでよかったと思います。子供たちは自分たちが予想したことを私たちスタッフに言ってきてくれたり、とても発想が豊かだなと感じました。この実験は特別な薬品は使っておらず、スーパーやドラッグストアで購入可能なものを使用しています。是非ご家族でも「微生物」の力を観察してみてはいかがでしょうか?

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