第2回目の科学あそびラボでは、つくば市内のさくら学童クラブで約80人の小学生を対象にして活動を行いました。テーマは“植物の種”についてです。ビデオや工作を通じて、種の形や飛び方に興味を持ってもらうことを目的としました。
私たち学生がそれぞれ自己紹介をした後に、「みんなはどんな種を知っているかな」と聞いてみると、『アサガオ!ひまわり!タンポポ!』などの答えがすぐに返ってきました。『学校で育てたから知ってる!』と教えてくれる男の子もいました。ここまではある意味、大学生の私たちにとっては予想した通りの答えでした。しかし、『ひっつき虫(オナモミ)!』や『マリーゴールド!』といった予想外の返答をする女の子も。それぞれの児童が学校や家庭で学んだことをしっかりと覚えていることに感心してしまいました。
知っている種を聞いた後に、実際に飛んでいる種の映像を見てもらいました。お馴染みの“タンポポの綿毛”だけではなく、紙飛行機のように飛ぶ“アルソミトラの種”や、ヒラヒラ回転しながら落ちていく“トウカエデの種”など、今までに見たことのない種を見るたびに起こる歓声と笑顔は忘れがたいものです。
ビデオを見た後には、本物のトウカエデの種を配りました。手にした瞬間から上に向かって思いっきり投げる子、ステージに上がって落してみる子、座り込んで種をじっくり観察する子など、アプローチの仕方は様々でした。実際に種を見てもらった後に、「どうだった?何で回るのかな?」と聞いてみると、『羽が2枚あるから回る!』といった適切な答えもあれば、『変なの!おもしろい!』といった感じたままの感想を聞くことができました。
次に、種の型紙を配り、ハサミで切って、種の模型を一緒に作りました。型紙を切ったものにクリップを重りとして付けて出来上がりという簡単な模型です。低学年の児童の中には『工作苦手だから切ってー』という子もいました。最初はクリップをどこに付けるのかは言わずに、児童の想像力に任せていました。すると、紙を曲げる、クリップを付けない子、逆にクリップをとにかくたくさん付ける子など、ここでも型にはまっていない自由な発想をする子どもたちを見て、想像力の豊かさに驚きました。私たちの予定では、本物の種と見比べてもらい、『あーここか!』とクリップの≪付けるべき場所≫を発見してもらう予定でしたが、私のグループでは、準備していた正解以上に遠くまで飛ぶ種の模型を完成させる子がたくさんいました。すると、『先生のよりもよく飛ぶ!よく回る!』と自慢げに言う子があちこちに。正解を準備していた私の方が子どもたちよりも想像力に欠けていたのかもしれませんね。実際に自分の手で紙を切って、想像力を巡らせながらクリップを付けるという作業は、子どもたちにとっても、また私たち学生にとっても驚きと発見の繰り返しでした。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまうもので、最後に、私たち学生と児童のみんなで記念写真を撮りました。その時に、膝の上に座ってきた子どもたちが『今度はいつ来るの?また来てね』と何度も言ってくれました。今回、私は初めてSCOUTの活動に参加したのですが、子どもたちが純粋に楽しんで、笑っている姿を見ることができて、とても充実した日を過ごすことができました。
種が風や動物によって運ばれるのは、多くの場所で仲間を増やすことを目的としています。これから、小学校を卒業し、中学生、高校生へと育っていく児童の皆さんには、一体どのような将来が待っているのでしょうか。皆さんが今回、自分の手で作った種のように、目標に向かって飛んで行ってことを願っています。

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